ロボットアームの制御についてほとんど知らない人が読む初心者向けの本として非常にお勧めの本です。各章のはじめにロボットを主役としたストーリーが書かれており、ロボットアームに関わる技術要素(センサー部品、アクチュエータ部品、運動学など)が何故必要なのかを知ることができます。くどくない程度に行列(ベクトル)などの高校レベルの知識の復習にも触れてくれますので、事前の予備知識がそれほどなくても読み進めることが可能です。ロボットアームの勉強をし始めようと思っているけど何から手を付けたらよいか分からないという時に、この本をとりあえず初めに読んでみるとよいかもしれません。
良書です。ロボットアームに関わる技術の基本的な内容が網羅的に書かれており、全体像を把握するのに役立ちます。入門書でありながら技術的な解説を省略しすぎておらず、定量的な計算の仕方も学ぶことができます。ロボットアームに使われるセンサーについて、内界センサーだけでなく外界センサーについてもしっかり触れています。ロボットアームの運動の制御について、PID 制御から入りつつも多重ループの実際的なフィードバック制御にまで言及しており、読んでいる時のスピード感が心地よいです。これから本格的に勉強を始めようとしている人にお勧めです。
ロボットアームに関するオーソドックスな参考書です。運動学に関わる要素が丁寧に書かれています。ロボットアームの制御のプログラム(C言語)が記載されているのが特徴です。
初心者にとってはややハードルが高い参考書かもしれません。運動学に関わる数式が比較的多く記載されているのが特徴です。