FPGA を開発・製造する企業をリストアップしていきます。
企業名 | 本拠地 | 売上規模 | 備考(特徴、その他メモ) | URL |
Xilinx | アメリカ | 3000億円 | AMD 社によって買収されたが 社名は残っている。 ハイエンドに強み。 | リンク |
Intel | アメリカ | 2000億円 | 左記の売上は FPGA 関連事業のみ。 Altera 社を Intel が買収。 ハイエンドに強み。 | リンク |
Lattice Semiconductor | アメリカ | 400億円 | ローエンドに強み。 | リンク |
Microchip | アメリカ | 400億円 | 左記の売上は FPGA のみ。 旧Microsemi。 ローエンドに強み。 | リンク |
Achronix | アメリカ | 100億円 | 組み込み機器向け。 | リンク |
QuickLogic | アメリカ | 数十億円 | 組み込み機器向け。 | リンク |
元々、FPGA メーカーの 2 強は「Xilinx(ザイリンクス)」と「Altera(アルテラ)」でしたが、Altera は 2015 年に Intel に買収され、Xilinx は 2022 年に AMD に買収されました。Altera の買収は吸収合併という形でしたので、Altera の FPGA 製品はそのまま Intel の製品になりました。一方で、Xlinx は社名が残る形での買収となりました。そのため、現在の FPGA メーカーの 2 強は Xilinx と Intel になります。Xilinx と Intel はいずれもハイエンドクラスの FPGA を得意にしています。買収後は、Intel がサーバー向けの FPGA を強化する戦略をとっているのに対し、Xilinx はエッジ向けも捨てずに重視していくという方針を打ち出しており、方向性に違いが出てきます。Intel は AMD よりも 5年以上早く FPGA メーカーを買収したにも関わらず、コラボレーションの成果をあまり出せていないとも言われています。
Lattice と MicroChip も老舗の FPGA メーカーです。いずれも低価格でコンパクトなローエンドの FPGA を得意としています。Achronix と QuickLogic は組み込み機器向けの FPGA 製品を得意としています。両社のホームページを見ると、FPGA IP の販売にも力を入れているようです。