FPGA の勉強におススメの本

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書名の通り、FPGA の原理と構成をしっかりと学ぶことができる貴重な本です。FPGA デバイスのハードウェア構成が約 100 ページに渡って記述されています。FPGA の重要な構成要素であるルックアップテーブル(LUT)や配線スイッチの回路図も紹介されており、FPGA の内部構造を具体的にイメージすることができます。その後の 100 ページで、設計フローと処理アルゴリズムが記述されています。ここでは、論理合成の仕組みを学べたり、並列処理の手法を概念レベルから知ることができたりします。これだけ FPGA を深く勉強できる本は見たことがなく、他に類を見ない素晴らしい参考書です。なお、スムーズに読み進めるためにはデジタル回路と半導体の知識が必要です。初心者向けの本ではありませんので、ご注意ください。また、とりあえず FPGA を動かせるようになりたい人には、他の How-to 系の本を読むことをお勧めします。

 


デジタル回路の初心者が FPGA を勉強するのにお薦めの本です。デジタル回路の基礎、HDL の記述方法から FPGA の仕組みまで学べるバランスのよい内容になっています。「SRAM」「トランスファーゲート(スイッチ回路)」などの FPGA の構成要素を丁寧に説明してくれており、一般的なデジタル回路の参考書よりも FPGA 寄りに書かれている印象です。また、MOS トランジスタの構造や特性、LSI の製造工程もコンパクトながら分かりやすく説明されていて、半導体の基礎も勉強することができます。

 


FPGA の実機を動かしてみたい人にお薦めの本です。市販の FPGA ボードに沿った内容になっていて、書いてある通りに進めれば、比較的容易に FPGA ボードを操作することができます。各種の回路の仕組みと HDL のコードがセットで説明されていて、回路そのものの勉強にも役立ちます。 ただし、時期によっては同じボードを購入できないこともありますので、本を購入する前にボードが購入できることを確認しましょう。

 


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