ロボットの種類の概要

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一般的には、ロボットは「産業用ロボット」と「サービスロボット」に大別されるようです。産業用ロボットは、工場内の製造現場で使用されるロボットのことを指します。主にロボットアームの形をしていて、ベルトコンベアで運ばれてくる製品に部品を取り付けたり、溶接や塗装等の加工したりするという機能を持ちます。サービスロボットは、産業用以外のロボット全般のことを指します。例えば警備や受付等の用途で使われます。

一方でこういった分類では、基本的な機能が同じであっても、産業用ロボットとサービスロボットのどちらにも該当するケースがあります。例えば、自動走行ロボットです。工場内での自動走行ロボットは AGV(自動搬送装置)と呼ばれますが、道路上で動くロボットは自動運転自動車や自動宅配ロボットと呼ばれたりします。家の中やビルの中で動かす清掃ロボットも自動走行機能を持つロボットに属します。工場内とそれ以外の場面では課題の難易度やロボットの構成が大きく異なるものの、障害物を認識して目的地まで到達するという基本的な機能は共通です。

同じような機能なのに一番大きな分類項目が異なるのは少し面倒です。そこで当サイトでは、産業用ロボットとサービスロボットという分類を使いません。ロボットの種類を「機能別」と「用途別」の2つの軸で分類することを試みます。

機能別は下記のような項目となります。

移動系
 ・車輪(地上)
 ・装軌車両型(地上)
 ・歩行型(地上)
 ・ドローン(短距離空中)
 ・長距離空中(飛行機、ヘリコプター、ロケット)
 ・自動運搬船(水上)
 ・水中ドローン(水中)
 ・自動運転列車(レール移動)
 ・ワイヤー移動
ロボットアーム
 ・多関節ロボット
 ・パラレルリンク
コミュニケーション
ナノマシン
パワーアシスト(スーツ)

 

用途別は下記のような項目となります。

産業用(工場向け)
・警備
・お掃除
・農業
・災害時(探索、作業、輸送)
・医療
・コミュニケーション ※機能と重複
・インフラ点検
・建設
・工事
・飲食(弁当箱詰め、コーヒーメーカー)
・玩具(ゲーム)
・エンターテイメント(ライブ演出・番組撮影)

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